バブル再来 The Next Great Bubble Moom ハリー・S・デント・ジュニア

今回は読書の感想。


本書を読まずとも、会計士を目指すなら覚えておいてほしい
ことを書くと、


結論
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経済=特定年齢人口×支出

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で経済はおおよそ予測可能ということです。

当然といえば当然ですが、消費が盛んならば景気がよくなります。


じゃあいつ消費が上向くかというと、人間の一生のうち最も支出が
多い年齢を特定し、その年齢に当たる人がおおければ多いほど、
支出が増えるということが予測できるわけです。


またこれを応用すれば、少ないデータである程度のことは予測
できますよね。

新入社員が入社2年目に新車を買う傾向が高いなら、25歳か
26歳人口が将来どのように推移するかを見ていれば大きなが
流れがわかります。


さて、


ここからは本書から学んだその他の知識も箇条書きでまとめていきます。


■1章

・重要な新技術が最後のピークに達する前には少なくとも2回
バブルが起きる P1

教科書でバブルはアホなことだと教えられましたが、
見方が少し変わりました。

今では発展のために不可欠なものだと認識しています。

理由は後で。

・テロは経済が停滞・下降局面で起こりやすい  P4

これは企業の組織や家庭においても同じです。

企業でいえば、成長期から成熟期に移り変わった頃から
不正、一気に人がやめるなどの組織上の問題が生じやすくなります。


・技術の進歩はS字を描く P7

これについては、セオドアモディスの本を読んでから
またまとめます。

簡単に言うなら、経営学でやるPLCです。

企業にアドバイスする場合や、企業の業績を予測するときに
かなり使えそうな知識だと個人的には思っています。


・経済は80年サイクルで循環する P10

これは、ウイリアムストラウスの「Generations」の
本を読んでから書こうと思います。

この本の要約によりますと、アメリカのここ400年の歴史・経済
等を分析した結果80年で経済が回ってるといことです。

・経済は天気予報のように予測できる P10

これはこの記事のはじめに書いたように、掛け算で求められます。


■2章

・S字曲線について  P36,38,41

S字曲線は言葉が若干違えど、導入期、成長期、成熟期
に大きくわけられており、この3つの期間はほぼ同じになる
といわれています。

そして、この成長期のど真ん中の時期に市場としては伸び続け
るのですが、企業の中には過剰な設備投資から一部調整が
おこることによりMAが活発になるとあります。

その後は成熟期に入った時点でシェアトップがリーダー確定。

この情報を持っていれば、アドバイスもしやすくなりますね。


■3章

・ハイテクバブルは福音である P58

バブルは儲かるという射幸心によりリスク感覚
が小さくなることによって起きるものだと考えています。

そのため

個々の投資案件を見ればまともとはいえないものがあるが、
バブルによってリスクの高い分野に資金が集まるため、
全体としてみれば、意味がある。

例えば、ITバブルでも、今でも残っている企業は少ないですが
ITバブルが起きなければこれらの企業も、リスクが高いとされて
資金が集まらず未だにITを使った社会が到来していなかった
かもしれません。

(楽天やライブドアくらいしか思いつきませんが)

・経済の10年サイクル P60

経済も10年単位で見れば、9年から10年目に
調整が起きるそうです。

・バブルには3種類ある P60

1、資産バブル  日本の土地バブル、チューリップバブル
2、構造バブル  石油危機
3、ハイテクバブル

1,2は3のように価値を生み出すきっかけとならないため
無駄なバブルと分類されます。

土地バブルは上がって下がっただけ。

・ハイテクバブルははじめはインパクトがわからない P66

ITをはじめとるすハイテクバブルは当初は何をもたらすが
はっきりわかりません。

ですが今となって分かるのは、遠隔授業も増えてきていますし
今後も同様に遠隔で医者に診てもらったりと恩恵(インパクト)
が増えてくるということです。


・企業は業績がいい時に過大評価され、悪い時に過小評価される P70

感覚的にも理解できますが、こちらも他の書籍を読んで
もう少し理解を深めて書きます。


・エリオット波動理論 P74

これが1章の技術が最後の革新を迎えるまでに2回
バブルを迎えるという根拠でしょう。


■4章

この章は特に書くことなしです。

■5章

・人生プランは経済プランを前提に P196

ファイナンシャルプランナーが以前テレビでやってたのを
見ると、人生のイベントを前提にお金のアドバイスをしていた。

この本では、資産形成や就職の観点から、

経済動向を所与の条件としてプランを立てよと書いてある。

確かに家を買ったり売ったりするときの相場をある程度
予測しておけばそれだけで、数百万円のお金が節約
できると思う。

・人生の出来事 P202

このページには人生の出来事と平均年齢がある。

例えば、

結婚は26歳、
マイホームは31歳、
支出のピークは48歳
権力のピークが58歳

・景気下降期は企業のチャンス P211,213

大企業は景気下降局面では混乱しており、新規事業
を進める段ではなくなるらしい。

そこで小回りの利く中小企業にはチャンスになり、
また採用が減りリストラが増えるため優秀な人材が獲得でき
モノも安く買える。

■6章

なし

■7章

・マコービッツのリターン P322

経営学財務論ではマコービッツのポートフォリオ理論を
やりますが、この著者のデーターによれば、

7種類のポートフォリオの中で最もリスクの割にリターンが
得ることができていません。

相関関係を見てもあまり実際の投資には役立たないようです。

・日本の人口分布   P344

これは白書を買えば載ってるでしょうが、一応日本や韓国
などの人口分布があることは書いておきます。


■8章

・ヒッピー、ヤッピー、ボボス P375

私は神田昌典さんの教材が好きで勉強しているのですが
その教材の中でこれらの言葉が使われています。

よくわかりませんでしたが、アメリカのベビーブーマー世代
の呼び名のことで、出世魚のように名前が変わっていっています。


■エピローグ

・世界人口予測図  P414,418

中国の人口がピークになるのが2030年。
世界人口のピークになるのが2065年、約九十億人。


■まとめ(管理人による)

著者の考え方はいたってシンプル。

経済をはじめ各種の消費活動を、その消費が最も行われる
年齢を求め、その年齢に来る人口数を掛け合わせ予測する。

経済に影響を与えるファクターは他にもあるので、絶対
という予測ではないが簡単で長期的に見れば精度も高
まってくると考えられるため使い勝手がよく応用しやすい。

終わり

ps

トーマツは大阪事務所のページが出てきました。

一日で法人説明会と面接をやって欲しいね。

ps

本って得ることができる知識に対して価格が本当に安い。
アマゾンの中古を買うと特に。

ただ、本の選び方は注意したほうがいい。

基本は自分が尊敬する人がおすすめいしてる本を読むこと。

(自分で選ばない)

日本だけでも毎年200冊以上出版されているので、
全ての書籍を見るのは無理だし、それだけの内容がある本
も少ないと思う。

人生の中で読書に充てられる時間が限られている以上、
最良の本を読んでいきたい。