時価会計不況 田中弘


時価会計不況

時価会計不況 田中弘

を読みました。

こちらも、ブックオフで105円で購入。

アマゾンではかなり批判されていますが、自分が知らない考え方が
沢山含まれていました。


会計士受験生には一度は読んで欲しい本です。


いくつか要点を書きますと・・・

・有価証券は売れば価格が下がり売却益が次第に減少し、
保有し続けた方が決算時の時価で評価益を計上されます。

なので保有したほうが売却するよりも、PLへのプラスの影響が出る
というおかしな現象が生じる。

つまり、売却しないほうが利益が出るというのはおかしいということです。

(直接原価計算論争の利益は販売に比例するべきだみたいな考え)


・4半期を導入することにより、投資家の思考が短期的になってしまう。

・4半期でなんとか成績を変えるには金融商品に手を出してしまう。

・デリバティブを本当に理解するには、ロケットサイエンティスト並みに
知識が必要。

しかも、ロケットサイエンティスト並みの頭をしていても、他のロケット
サイエンティスト並みの頭脳をもった人がデリバティブを作った場合
理解不能。

国債の価格は最低10年は証券会社で担当しないと価格はわからない。
しかも、10年以上担当してもつける価格が異なる。


つまり、手の込んだデリバティブに関しては会計士は単独では
理解し得ないということです。


・なぜアメリカが資産負債アプローチ的思考をとったか
それは、FASBが企業を監督したいため。

この場合の監督とは短期的に存続し得るかどうか?
ということです。


・アメリカは会計基準が民間で作られているというが、実質は
FASBの意向を受けている。

結局国が介入して、国益に資するよう会計基準を設定してるってことです。


以上


おわり

ps

この他にもまだ面白い考え方などがあったのですが、
まだうまく説明できるほどに理解していません。

会計士試験が終わった後にでも一度読んでみると
いいと思います。