在庫売上とは

在庫売上とは、未出荷のまま売上を計上することです。

収益認識は実現主義によらなければなりません。

実現主義とは

①売買意思に基づく財貨の提供
②その対価の受領

この2つを満たした時点です。

そして、財貨の提供は実務上下記のものが採用されます。

①出荷基準
②納品基準・着荷基準
③検収基準


ここで在庫売上は、出荷もしていないので実現主義の①の
要件を満たしていません。

(①がもっとも収益認識として早いので①を使っています)


したがって、売上を認められないのが原則でしょう。

しかし、

実務上相手先が購入したいが、商品の置き場所がないので
「しばらくそのまま置いておいてくれ」ということもあるわけです。

このような場合にまで、売上を計上してはならないというのは
逆に販売した事実を反映できません。

そこで、実現主義の観点からは①を満たしていないのですが
在庫売上というのを認める必要性があります。


しかし、


そうなると、会社がこの在庫売上を使って粉飾する可能性が
出てくるので、在庫売上について2つの基準を設けました。


それが、


①相手先都合により保管
②対価の受領があること


です。


さらにこれらの要件を跡付けるために、注文書、納品書、領収書、預り書、
名義変更、当社の倉庫における未販売品との明確な区別、

などをもとに、本当に相手先都合で在庫売上になっているかを
判断するわけです。


おわり


ps

大学生が春休みに入ったようで、各大学からのアクセスがなくなりました。
そのかわり、新日本有限責任監査法人からのアクセスが多くなってます。

ps

今日もITパスポートの講義を2つ受けましたが、本で読むより
楽にパソコンに詳しくなりますね。

ps

そういや大原でIFRSの公開講義が3月末にありますね。
これはみに行かないと。