時価会計凍結について

以前時価会計凍結について日記を書きましたが、あの時に書いた
のは日記じゃなくて恥ですね。

時価会計凍結の対象をまったく理解していなかった。

この時価会計凍結の対象となるのは、CDSを対象とする債権です。

このCDS債権を売買目的かその他有価証券かわかりませんが、満期保有
目的に振り替えを認めることで時価評価を逃れるということです。


なぜそのような手法を考え出したかというと、日本でもCDS関連の
債権は80兆円ほどの残高があり(07年)、そのほとんどを銀行が保有していて

その損を計上すると銀行も損失をもともとは計上したくないし、
その損失を計上することにより自己資本比率規制との関係でリスクある
融資ができなくなり、企業の資金繰りも悪化するということです。

(んでもって、資金繰りが悪化して企業が倒産すると失業者が出て、
所得が減り、消費が減り、生産が減り・・・とデフレスパイラルになってく
わけです。)


だから、CDS債権の時価評価をなんとか逃れる方法を作ったわけです。


その昔、日本がバブルを経験して失われた10年のときに、アメリカは
時価が実態を反映する、時価評価しろ!といってきていたのに、

(時価評価させて株価が下がったところで買い占める)

いざアメリカが同様の事態になったら、さっさと抜け道を作る。

各国は自国の利益を第一に追求して行動しているのは明らかです。

会計理論というルールも必要ですが、これほど節操のない行動をとるなら
日本も何が国益にかなうかを考えて、会計のルールを作るべきかもしれません。


例えば、ドイツフランスでは、持合い株式は時価評価しないです。
(03年当時なので、今はわからないです)

持合いは無批判経営を許すという欠点もありますが、
その一方で長期的な経営をできるというメリットもあります。

その国の文化にあった会計ルールってのが必要だと思うのですが、
そんなことをいっていると、世界の潮流に乗り遅れるとかいわれてしまう
んですよね。。

おわり

ps

大原の08論文式試験の直前対策でやったCDSは試験にはでなくて
立たなかったけど、サブプライムのおかげで実社会のニュースを読むとき
に役立っています。