少数株主持分とは
少数株主持分とは、子会社の純資産のうち親会社に帰属しない部分です。
純資産に少数株主の持分をかければ数値としてでてくるので
わりと受け入れやすい概念なのですが、私が最近理解したというか
気づいたのは、完全連結を選んだ結果のBS上の単なる詰めモノです。
そもそも、持分を基礎に考えるなら比例連結が考えられますよね。
比例連結は子会社の財務諸表のうち親会社の持分に相当する
分だけ親会社のFSに反映させるものです。
例えば、子会社のBSに土地1000があって、親会社の子会社に
対する持分が80%なら、親会社のFSの土地に800足されます。
この考え方は持分に対応する分だけ反映させるので
決して誤りではないのですが、
財務諸表では利用者の理解しやすさを考慮し、「支配」という概念を重視して、
その子会社を自由に使えるならその子会社を「支配」していると考え、
その子会社のFSの全部を親会社のFSに反映させることが
適当と考えたわけです。
ですが、そうはいっても、親会社の保有する子会社に対する
持分以外は、親会社に当然にないわけですから、
これをFSに反映する手段として、少数株主持分という
勘定を作り出して、BS上埋め込んだわけです。
仮に子会社のBSが土地1000だけからなってるとします。
比例連結では親会社のBSに次の仕分けが足されます。
土地 800 資本 800
次いで、完全連結(全部連結)では(手続き上合算して連結修正仕分け
がされるのですが、仕分けでやってみます。)
土地 1000 資本 1000
これを親会社持分と少数株主持分に分けると次のようになる
土地800 資本 800 ←これは厳密には投資勘定で相殺されます。
土地200 資本 200
土地200に対して親会社株主が親会社を通じては支配はしていますが、
(つまり親会社の意思で自由に使えるが)、
持分(清算して売却したときの請求できるか)はありません。
そこで、その持分がないということを明らかにするために
子会社の資本のうち親会社に帰属しない部分は、少数株主持分
という勘定に振り替えてるだけです。
■最後に理解しやすくするために仕分けを書いてみます。
・親会社を設立(私が100%で)
現金1000 資本金1000
・ある会社の株式を800で80%取得します。
ある会社のBS
土地1000 資本金1000
株式800 現金 800
・合算+連結修正仕訳を行います
単純合算
現金200 資本金 1000
株式800 資本金 1000
土地1000
連結修正仕訳
資本金800 株式 800
資本金200 小持 200
↑
この資本金というのは実物資産を抽象的に表したものです。
負債があればそれを控除後の数値。
公表用BS
現金 200 資本金1000
土地1000 小持 200
図を使えればもっとわかりやすく説明できると思うのですが、
今の理解で文章だけで表現するとこんな感じでした。。